作業の部屋

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◎ 覚書きメモの部屋面白くはありませんがお暇ならどうぞ（2006/01/08設置）

◎烏賊の部屋（仮）オープン中

「曳き釣り」と「トローリング」の違いについて

「曳き釣り」はギジエサや生エサを船で曳き、素手で縄を手繰り寄せる漁師を中心に行われている漁法であり、
「トローリング」はロッド、リールという道具を使って船で曳く漁法です｡
トローリングは道具立ての制限から曳き釣りほどバラエティがありません｡
曳き釣りには、ビシアマ釣り、バクダン釣り、ヒコーキ釣り、引き板釣り等、地方によって、又、
魚種によって様ざまな漁法があります｡

曳き釣りの特徴		トローリングの特徴
・船曳きで魚を釣り、手繰り寄せるのに素手で行います・昔から漁師によって行われてきました・長い竹竿、グラスロッド（５m～１０m）を船の両翼に出し道具を流します・５kg以下の中小型の魚を短時間に沢山釣るのに向きます	・船曳きでリールとロッドを使って魚を釣り上げます・欧米を中心に行われてきました・トローリングロッドでギジエサ、生エサを流します・中小型より大型の魚を釣り上げるのに向きます・細糸で大物を釣るゲーム色、レジャー色が濃い

ギジエサについて

◎対象魚の食餌にあう、生きたエサの様に見えるのが一番条件といえます
◎魚が見てほんのちょっとした点が、生きたエサに見えればよいのです
◎サバ・イワシ系のエサを追っているとき、イカ系のエサを追っているとき、プランクトン系のエサを追っているときによって
ギジの大きさ、型、色、光り方、動き方等を替えることが重要です
◎自然は変化するものですから、経験と観察と研究でマッチしたギジと漁法を会得するしかありません
◎オールマイティのものは在りません｡時々刻々変化する海況、天候に併せて多くの魚に聞くことです

カグラについて（関西ではケンケン、又はホロなどと呼ばれます）

カグラは本来、漁師たちの間で身近な材料を使い手作りで作られていました
光ることが第一条件でイワシ系の小魚を模していると思われます
カグラの下に鳥毛、魚皮、ビニールシートなどを付け柔軟な動きが出ます

カグラ色の選定ポイント

◎水色（海水の色、濁り・澄み・薄濁りなど）による選定
◎天候、太陽の傾きによる選定
◎食餌の魚の大小による選定
◎基本的には小魚の目玉の光りに相当する
（近年天然素材の材料が品薄で高価になりつつあります）

種類	特徴	原材料
閃光の線のように光る	稲妻や流れ星のような一筋の線が見える一筋の光が見る角度により見え隠れする	白蝶貝、夜光貝、和牛、鯨歯に多い
ピンク色に光る	底光りする感じでピンク色に光るピンク色がキラリキラリと見え隠れする	貝類全般、象牙、樹脂系に多い
すじ模様に光る	筋のような細い線が斜め、縦、横に何本もありそこがギラギラ光る	和牛、鯨歯に多い
波状の模様に光る	波状、網の目状の模様が魚の鱗のように光る	象牙、鯨歯、海松、白蝶貝に多い
その他の見方	◎陸上では光らないが水中では光り、色合いが変化するもの ◎紫、薄い茶褐色、透明に近いブルーに光るもの ◎見る角度で光るところと光らないところの在るもの

魚種によるギジエサ色の違い

魚種	好む色
ブリ・ヒラマサ等 ◎水色が濁りの時	全体が濃いピンク・赤・青系の色
◎水色が澄んだ時	透明色にピンク・赤・青系が混じる色
カツオ・シビ（小メジ）ソウダ・小カンパチ等	白色・透明色・銀色系（ピンク、青系の筋入り）
マグロ・カジキ	茶系、薄紫系の色

※なお、当地ではカツオには白ベースのピンク、ブルー。　ソウダ、イナダには透明または銀色ベースのピンク、ブルー。　
メジには半透明の茶、ブルーがよく使われます。

曳き釣り入門（各種道具説明）（近日公開）（一部工事中です）

曳き釣りの種類
表層、表面を引く方法と、水中に潜らせる中層曳き釣り漁法が在ります
◎表面曳き釣り漁法： ①素引き曳き釣り漁法 ②ヒコーキ曳き釣り漁法 ③バクダン曳き釣り漁法
◎中層曳き釣り漁法： ①板曳き釣り漁法 ②ビシ鉛曳き釣り漁法
大雑把ですがこんなところです。

曳き釣りに必要な漁具
曳き竿はグラスファイバー（ＦＲＰ）竿が普及しています（まだ孟宗竹､真竹を使う方もいますが）｡長さは最低で５ｍ、
中型漁船で１０m～１２mです｡
竿を取り付ける器具はステン製等で色々市販されています｡
当地の小型船は５.５m前後のグラスの一本もの鰹竿を使用しています｡

道糸は素手で手繰るため滑りにくく、縒りのこない少々太めの糸を使用します｡
普通、１～５kgの魚では表面曳きで＃50～60位それ以上では＃70～100位のテトロン撚糸を使います｡
昔は渋縄（柿渋で加工？）といっていましたが今ではトト（ゴーセン）又は組縄というのが一般的？な名称です
板曳き釣りでは道糸にトト＃40～60又は水切りの関係でナイロンテグス＃50～80を使います｡
メジ､カツヲの板曳きではトト＃80～100又はセキヤマワイヤー＃28～30、又はマグロコードを使います｡

釣り針は二本又釣り（ケンケン針）（表面釣り向き）が一般的です｡角型（土佐型）と丸型（九州型）があります｡
カツヲ曳き釣りには三本又、四本又、四本合わせ用二本又針があります｡
もちろん一本曳き釣り針もあり中層曳きに良く使われ、魚種により大きさや、角型（一般的）、丸型（大物向き）を
使い分けます｡
今ではステンレス製の需要が多いですが、漁師さんによっては鋼製を好む人もいます｡

サルカン（縒り戻し）は人によって使われる型は色々ですが、箱型、ヘビー、マツバ、フタバ等種類も多いです｡
最近はベアリング入りのサルカンが好まれます｡
又脱着に便利なようにツナナスカン、ハワイフック、コークスクリュウ、ブランチハンガー等も使われております｡

他に必要なものは魚を引き上げる魚カギ、玉網等などです｡

◎潜航板編

◎ヒコーキ編

◎ビショマ（ビシアマ）編

◎バクダン編

乗船の心得（船舶事故を無くすために）(工事中です)

◎乗船の巻

秘密の作業部屋（工事中です）

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